環境方針
りんかい日産建設では、「環境に優しい製品・工事」という基本方針のもと、地球環境の保全と環境負荷の削減に取り組んでいます。
環境方針
当社では「環境」「品質」「安全衛生」の3つの領域において、全ての土木・建築現場等においても全社員が取り組むべき方針を定め、社内外に掲示しています。環境方針については、5つの具体的な取り組み事項を定めています。
参加・認証・評価等
企業活動の環境保全・負担軽減などの取り組みを客観評価するために、さまざまな認証制度・評価制度などが存在します。当社では、これらへの積極的な参加や認証取得に取り組んでいます。
気候変動イニシアティブ
気候変動イニシアティブ(Japan Climate Initiative, JCI)は、「脱炭素化をめざす世界の最前線に日本から参加する」という宣言のもと、気候変動対策に積極的に取り組む企業や自治体、団体、NGOなど、国家政府以外の多様な主体が情報発信や意見交換を強化するためのネットワークです。
当社は2022年4月4日に参加を表明しました。
30by30アライアンス
30by30は、2030年までに生物多様性の損失を食い止め、回復させる(ネイチャーポジティブ)というゴールに向け、2030年までに陸と海の30%以上を健全な生態系として効果的に保全しようとする目標です。当社は2022年4月8日に30by30アライアンスへ参加を表明しました。
CDP
CDPは、英国の慈善団体が管理する非政府組織(NGO)であり、投資家、企業、国家、地域、都市が自らの環境影響を管理するためのグローバルな情報開示システムを運営しています。2000年の発足以来、グローバルな環境課題に関するエンゲージメント(働きかけ)の改善に努めてきました。日本では2005年から活動しています。
当社は2022年12月、CDP(気候変動)においてC評価を得ました。今後もサステナブルな取り組みを継続し、結果としてCDPにおける評価向上につなげていきます。
ISO 14001
ISO 14001は環境マネジメントシステムに関する国際規格です。社会経済的ニーズとバランスをとりながら環境を保護し、変化する環境状態に対応するための「組織の枠組み」を示しています。
当社はISO 14001:2015 (JISQ 14001:2015) [国内事業所における土木構造物および建築物の設計および施工]を取得しています。
廃棄物管理・建設廃棄物の削減
我が国の産業廃棄物の20.3%は、建設業から排出されています※。そこで当社では、廃棄物の適正な管理と発生の抑制を推進しています。
※環境省「産業廃棄物の排出および処理状況(令和3年度速報値)令和5年3月」より
建設廃棄物の削減
当社は毎年度、建設廃棄物(混合廃棄物排出量)削減の数値目標を設定し、その実現に取り組んでいます。
項目 | 2022年度 実績 | 2023年度 目標値 | ||
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建設廃棄物の削減 (混合廃棄物排出量の削減) |
土木 | 施工出来高 | 0.6t/億円 | 0.7t/億円以下 |
建築 | 施工出来高 | 2.7t/億円 | 5.0t/億円以下 | |
新築延床面積 | 14.4kg/㎡ | 13.0kg/㎡以下 |
電子マニフェストの活用
産業廃棄物の排出事業者は、産業廃棄物の処理を業者に委託する場合、それらが委託契約どおり適正に処理されたことを把握・管理し、不法投棄などが起こらないようにするために、マニフェスト(産業廃棄物管理票)を各業者に交付する必要があります。また、マニフェストを交付した排出事業者は年一回、都道府県知事等に前年度のマニフェスト交付等の状況を報告する義務があります。当社ではマニフェストの交付に電子マニフェストサービス(株式会社リバスタ「e-reverse.com」)を活用することで、適正な処理の実施に努めています。
新造船における環境配慮型油脂の活用
2023年度竣工の新造船「八洲丸」において、作動油にエコマーク認定の生分解性潤滑油を利用します。
〈八洲丸が使用する生分解性潤滑油の特長〉
- ・エチレンジアミン四酢酸およびアルキル基の炭素数が5〜9のアルキルフェノールエトキシレートを添加していない
- ・生分解度が28日以内で60%以上
- ・生態影響:魚類による急性毒性試験の96時間LC50値が100mg/リットル以上