環境ENVIRONMENT
循環型経済
りんかい日産建設は、資源の投入量と消費量を抑え、既存の資源を有効活用して付加価値を生み出す循環型経済の実現・移行に向けて、さまざまな取り組みを開始しています。
廃棄物管理・建設廃棄物の削減
我が国の産業廃棄物の20.3%は、建設業から排出されています※。そこで当社では、廃棄物の適正な管理と発生の抑制を推進しています。
※ 環境省「産業廃棄物の排出および処理状況(令和3年度速報値)令和5年3月」より
建設廃棄物の削減
当社は毎年度、建設廃棄物(混合廃棄物排出量)削減の数値目標を設定し、その実現に取り組んでいます。
項目 | 2023年度 実績 | 2024年度 目標値 | |
---|---|---|---|
建設廃棄物の削減 (混合廃棄物排出量の削減) |
土木 | 1.0t/億円 | 0.7t/億円以下 |
建築 | 3.4t/億円 | 5.0t/億円以下 | |
8.4kg/m² | 13.0kg/m²以下 |
電子マニフェストの活用
産業廃棄物の排出事業者は、産業廃棄物の処理を業者に委託する場合、それらが委託契約どおり適正に処理されたことを把握・管理し、不法投棄などが起こらないようにするために、マニフェスト(産業廃棄物管理票)を各業者に交付する必要があります。また、マニフェストを交付した排出事業者は年一回、都道府県知事等に前年度のマニフェスト交付等の状況を報告する義務があります。
当社ではマニフェストの交付に電子マニフェストサービス(株式会社リバスタ「e-reverse.com」)を活用することで、適正な処理の実施に努めています。
新造船における環境配慮型油脂の活用
2023年度竣工の新造船「八洲丸」(サステナビリティ・トピックス参照)において、作動油にエコマーク認定の生分解性オイルを利用します。
〈八洲丸が使用する生分解性オイルの特長〉
・エチレンジアミン四酢酸およびアルキル基の炭素数が5〜9のアルキルフェノールエトキシレートを添加していない
・生分解度が28日以内で60%以上
・生態影響:魚類による急性毒性試験の96時間LC50値が100mg/リットル以上
アクティビティ調査
当社では、CO2 のサプライチェーン排出量(スコープ1、2、3)、混合廃棄物量、リサイクル率に対し、さまざまなシステムなどを活用してアクティビティ調査を行っています。算出された数値は、RNサステナビリティ・レポートおよび当社サステナビリティサイトなどで公開していきます。