環境ENVIRONMENT

循環型経済
りんかい日産建設は、資源の投入量と消費量を抑え、既存の資源を有効活用して付加価値を生み出す循環型経済の実現・移行に向けて、さまざまな取り組みを開始しています。
廃棄物管理・建設廃棄物の削減
我が国の産業廃棄物の21.9%は、建設業から排出されています※。そこで当社では、廃棄物の適正な管理と発生の抑制を推進しています。
※ 環境省「産業廃棄物の業種別排出量(令和5年度速報値)令和7年3月」より
建設廃棄物の削減
当社は毎年度、建設廃棄物(混合廃棄物排出量)削減の数値目標を設定し、その実現に取り組んでいます。
項目 | 2024年度 実績 | 2025年度 目標値 | |
---|---|---|---|
建設廃棄物の削減 (混合廃棄物排出量の削減) |
土木 | 1.0t/億円 | 0.7t/億円以下 |
建築 | 3.4t/億円 | 5.0t/億円以下 | |
8.0kg/m2 | 13.0kg/m2以下 |
電子マニフェストの活用
産業廃棄物の排出事業者は、産業廃棄物の処理を業者に委託する場合、それらが委託契約どおり適正に処理されたことを把握・管理し、不法投棄などが起こらないようにするために、マニフェスト(産業廃棄物管理票)を各業者に交付する必要があります。また、マニフェストを交付した排出事業者は年一回、都道府県知事等に前年度のマニフェスト交付等の状況を報告する義務があります。
当社ではマニフェストの交付に電子マニフェストサービス(株式会社リバスタ「e-reverse.com」)を活用することで、適正な処理の実施に努めています。
新造船「八洲丸(やしままる)」環境成績
2023年度竣工の新造船「八洲丸」環境成績表を、昨年に続き公開しました。
八洲丸環境成績
大項目 | 項目 | 内容 | 単位 | 2023年度 | 2024年度 |
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機関 | 機関稼働時間(主機関) | IMO(国際海事機関)NOx二次規制に対応。 | 時間 | 558 | 285 |
機関稼働時間(主発機関) | 時間 | 778 | 366 | ||
機関稼働時間(補発機関) | 時間 | 3,150 | 937 | ||
バイオ燃料使用量 | バイオ燃料の使用が可能。 | ℓ | 0 | 0 | |
ウインチ稼働時間 | ウインチは電動式を採用し、専用の機関を必要としない。 (バージの隻数×離接現時間10分) |
時間 | 30 | 14 | |
電力 | 陸上電力使用量 | 停泊時は、搭載する陸上電力供給設備から船内電力を確保することで、発電機からの電力が不要。 | kw | 0 | 0 |
海洋汚染防止 | 生分解性オイル使用量 | 各駆動部の作動油に、生分解性オイルを使用。 | ℓ | 2,898 | 2,968 |
処理量 | 船内生活で排出される排水等を、汚水処理装置を使用し適切に処理。 | ℓ | 0 | 0 | |
使用回数 | 施工中に排管を通じて泥水が逆流して海洋へ流出することを防ぐために、排管に逆止弁を設置。(バージの隻数) | 回 | 181 | 252 | |
オイルフェンス使用回数 | 海面への油流出対策として、オイルフェンス巻取機を設置。油・燃料の流出に備えて、迅速にオイルフェンス展張が可能。自船だけでなく、他船の流出でも使用可能。 | 回 | 0 | 0 |