長期ビジョンLong Term Vision
りんかい日産建設は2024年5月、ステークホルダーに対して当社の「ありたい姿」を明示するため、10年後の2033年に向けての「長期ビジョン」を策定しました。なお、来年度に策定を予定している「中期経営計画(2025年度~ 2027年度)」は、この長期ビジョンの具体的な実行ステップとして現在計画を進めています。
策定理由
変化に対応できる強い企業を目指すため
当社は1926年の創業以来、「人・社会・環境との共生」を経営理念として、約100年にわたりインフラ建設をはじめとするさまざまな事業に取り組んできました。
一方で、近年は世界情勢が目まぐるしく変化しています。また建設業界においては、就労業者の減少や環境問題の深刻化、社会資本の老朽化といった深刻な問題に直面します。当社としても、生産性向上、DX化推進、ウェルビーイングの実現などの経営課題を抱えています。そこで当社は強みを生かしながらこれらの問題を解決し、変化に対してより柔軟かつタイムリーに対応できる強い会社になるために、長期ビジョンを策定することになりました。
3つの柱(well-being/solution/branding)
長期ビジョンは三つの柱を設定しています。それぞれが、当社の経営理念の構成要素と対応しています。
【well-being】は「人」に関わり、特に社員の能力発揮と成長を重視しました。
【solution】は「社会」に関わり、当社の技術力による社会貢献と未来創造を目標としています。
【branding】は「環境」と「共生」に関わり、海上土木・陸上土木・建築の3分野にわたる事業展開や環境改善事業への参入による独自性の確立を見据えています。
内容
経営理念を基軸とした内容に
長期ビジョンは、当社の経営理念「人・社会・環境との共生」を基軸としました。また、経営理念に「人の笑顔を第一に考えます」とあることを重視し、「笑顔」を重要なキーワードにしています。業績など定量化できる目標については具体的な数値を明記しました。
キャッチフレーズ「Smile RiNnovation」
長期ビジョンでは、当社の10年後の「ありたい姿」として、「建設は、ひとづくり。Smile RiNnovation 次の100年へ、笑顔のりんかい日産建設」というキャッチフレーズを掲げています。
「Smile RiNnovation」 は「Renovation」 と「Innovation」を組み合わせた造語です。大文字のRは「Rinkai(りんかい)」、Nは「Nissan(日産)」を示しています。また、RとNの間のiは、ロゴデザインでは小文字の筆記体になっています。RenovationとInnovation、 そして「R」と「N」 を「i」 私たちが融合することによって生まれるさまざまなアイデアを、創造し、つくりあげる集団をめざすことを意味しています。
具体的な「ありたい姿」
当社が10年後に実現したい売上高・営業利益率・自己資本額については具体的な数値を掲げています。
その他の非財務的な目標および事業面の目標についても、定量化可能なものについては具体的な数字として記載しました。
次期中期経営計画との連動
2025年度に策定予定の次期中期経営計画(2025年度〜 2027年度)は、長期ビジョンからのバックキャストで目標数値を策定する予定です。