RN THE FUTURE PROJECT

地球温暖化防止

Prevent Global
Warming

地球温暖化防止

りんかい日産建設では、我が国が目指す2050年GHG(温室効果ガス)実質排出ゼロの実現に向けた取り組みを推進しています。

部門別CO2排出量の削減

CO2排出量の削減については、海上土木・陸上土木・建築の部門別に数値目標を設定し、その実現に取り組んでいます。

項目 2022年度 実績 2023年度 目標値
大気汚染の防止
(二酸化炭素排出量の削減)
土木 施工出来高 46.1t/億円 50.0t/億円以下
施工出来高 25.0t/億円 23.0t/億円以下
建築 施工出来高 8.4t/億円 7.5t/億円以下

CO2サプライチェーン排出量

当社が企業としてCO2の排出を抑制するには、自らの排出だけでなく、材料の調達から完成した施設等の運用にいたるまで、サプライチェーン全体で取り組む必要があります。
当社では以前よりスコープ1(直接排出量)およびスコープ2(間接排出量)の計測・算定を続けてきましたが、スコープ3(その他の排出量)については概算値を算定するのみの状況でした。そこで2022年より、株式会社リバスタの「産廃CO2サービス」を通じて、建設廃棄物運搬時のCO2排出量算定を開始しました。他のスコープ3算定項目についても2023年度より準備を行い、2024年度から総排出量を計測していく予定です。

項目 2020年度 2021年度 2022年度
スコープ1+2 スコープ1+2 スコープ1+2
土木 17.7 49.6 46.1
12.1 25.2 25.0
建築 4.6 9.9 8.4
合計 8.6 20.1 5.7

CO2排出量原単位(t-CO2/億円)

※原単位あたりの排出量のため合計は土木(海陸)と建築の単純合計にはなりません。

● CO2サプライチェーン排出量とは

原材料調達・製造・物流・販売・廃棄など、事業活動における一連の流れ全体から発生する温室効果ガス排出量のことを、環境省「グリーン・バリューチェーンプラットフォーム」は「サプライチェーン排出量」と定義しています。
サプライチェーン排出量は、以下の3つのスコープ(測定範囲)に分類されます。

サプライチェーン スコープ 対象となる活動(スコープ3の丸番号はカテゴリー番号)
上流 スコープ3 ① 原材料 ② 資本財 ③ スコープ1・2に含まれない燃料およびエネルギー関連活動
④ 輸送・配送 ⑤ 廃棄物 ⑥ 出張 ⑦ 通勤 ⑧ リース資産
自社 スコープ1 ● 事業者自らによる温室効果ガスの直接排出(燃料の燃焼、工業プロセス)
スコープ2 ● 他社から供給された電気、熱・蒸気の使用に伴う間接排出
下流 スコープ3 ⑨ 輸送・配送 ⑩ 製品の加工 ⑪ 製品の使用 ⑫ 製品の廃棄 ⑬ リース資産
⑭ フランチャイズ ⑮ 投資

上流

Scope3(スコープ3)

① 原材料

② 輸送・配送

⑦ 通勤

*その他:② 資本財、 ③Scope1、2に含まれない燃料およびエネルギー関連活動、⑤ 廃棄物、⑥ 出張、⑧リース資産

自社

Scope1(スコープ1)

燃料の燃焼

Scope2(スコープ2)

電気の使用

下流

Scope3(スコープ3)

⑪ 製品の使用

⑫ 輸送・配送

*その他:⑨ 輸送・配送、⑩ 製品の加工、⑬ リース資産、⑭フランチャイズ、⑮ 投資

電気使用量の削減

当社は毎年度、内勤業務における電気使用量削減の数値目標を設定し、その実現に取り組んでいます。

項目 2020年度
実績
2021年度
実績
2022年度
実績
電気使用量の削減 734,615kWh 684,931kWh 643,907kWh

再生可能エネルギーの活用

2022年4月、本社全館および一部の支店において使用電力を再生可能エネルギー100%に切り替えました。

2022年度電気使用量(スコープ2)

2022年度電気使用量(スコープ2)

本社ビルCO²排出量

本社ビルCO2排出量

再生可能エネルギー施設の建設

再生可能エネルギー施設の建設実績※施工中を含む

施設種別 発電量(MW)
バイオマス施設 170
太陽光発電施設 155
合計 約325

当社は自社での脱炭素の取り組みを進める一方、環境・再生可能エネルギー分野の建設事業も展開しています。バイオマス発電・太陽光発電など、直近15年で合計約325MWの出力に相当する施設の施工に取り組みました。また、2021年度には社内に専門部署として「環境・再生エネルギー部」を創設しました。
※施工中を含む

[実績]SGET常陸大宮メガソーラー発電所建設工事